神社挙式の流れが知りたい!用語や内容をチェックしよう
神社でおこなう神前式について、なんとなくのイメージだけで具体的に何をするのか知らないという方が多いのではないでしょうか? そこでこちらの記事では当日の流れについてご説明します。神社挙式を検討しているカップルや、式に招待されたゲストの方はぜひ参考にしてみてください。
神前式っていったいどんなもの?
神前式とは、白無垢などの和装を着て神様の前で結婚の誓いを立てる、古くか
ら伝わる挙式です。
神前式には神社でおこなうものと結婚式場内に設けられた神殿でおこなうものがあります。神社でおこなう神前式では、伝統ある場所で厳かな雰囲気のなか式を挙げられるのが魅力です。
式当日の流れを確認
実際に神前式でどのようなことをおこなっているのでしょうか? 当日は、次の儀式を順におこないます。
- 手水の儀
- 参進の儀
- 斎主挨拶
- 修祓の儀
- 祝詞奏上
- 三献の儀
- 誓詞奉読
- 指輪交換
- 玉串奉奠
- 巫女の舞
- 親族盃の儀
- 斎主祝辞
- 退場
聞いたことがない儀式も多いと思いますので、それぞれの内容についてご紹介します。
手水の儀
神殿に入場する前に、全員が入り口にある水で手を洗う儀式です。 右手でひしゃくに水を汲み、左手にかけて清めます。 次に右手にかけて清め、口を水ですすぎます。 最後に懐紙で口元と手を拭き取ります。
参進の儀
神殿に決まった形の列になって入場します。 先頭から、「神職」「巫女」「雅楽演奏者」「新郎新婦」「列席者」の順番で神殿に上がります。
斎主挨拶
斎主と呼ばれる、式の信仰を務める神職による挨拶をおこないます。 斎主の挨拶後、参加している全員で神前に一礼します。
修祓の儀
お祓いという意味を持つ「修祓」の名の通り、斎主が祓詞(はらいことば)を述べてから身の汚れを祓って清めてくれます。
祝詞奏上
「祝詞」と呼ばれる、お祝いの言葉を斎主が神に向かって読み上げます。
三献の儀
新郎新婦が、小・中・大の順番で杯を交わす儀式です。杯に注がれたお神酒を飲み交わし、夫婦の契りを結びます。 それぞれの杯を、小杯を新郎・新婦・新郎、中杯を新婦・新郎・新婦、大杯を新郎・新婦・新郎の順番で飲み交わします。
誓詞奉読
新郎新婦が2人で神前に一礼し、新郎が誓いの詞を読み上げる儀式です。新郎に続いて新婦が自分の名前を添えることで、夫婦としてそろっての誓いとなります。
指輪交換
新郎新婦がお互いの左手薬指に結婚指輪をはめる儀式です。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)
「玉串」と呼ばれる、紙垂をつけた榊の小枝を神前にお供えして神様と新郎新婦のつながりを固める儀式です。 玉串には結婚生活への祈りや神様への感謝を込めてお供えします。
巫女の舞
両家の繁栄を祈った舞を巫女が舞う儀式です。
親族盃の儀
列席者が杯に注がれたお神酒を3口で飲み干し、親族間のつながりを固める儀式です。 お神酒を飲み干すことで両家族の契りを交わす儀式なので、「親族かための儀」とも言われています。
斎主祝辞
新郎新婦と両家に向けて、斎主から祝辞が述べられます。
退場
斎主・新郎新婦・仲人・親族という順番で神殿から退場します。
神社挙式の流れについてのまとめ
聞き慣れない名前の儀式が多い神前式ですが、それぞれの内容をよく見てみるとそこまで難しい内容ではないですよね。また、当日は斎主や介添えスタッフが新郎新婦をしっかりとサポートしてくれるので心配しなくて大丈夫です。日本古来の婚礼儀式で、新郎新婦と家族の絆をより深めてみてはいかがでしょうか。